【パクり問題】「パクリ」「オマージュ」「パロディ」の違いとは?簡単にまとめてみた

 

「優れた芸術家は模倣するが、偉大な芸術家は盗む」 ~パブロ・ピカソ~

美術は常に赤点のdaisen(@kiteretu1101)です。音楽は100点でした。

ちょっと前に「東京オリンピック」のエンブレム問題で騒ぎになったのを覚えてますか。外国人が作成した作品にそっくりで「パクリ」じゃあないのか!?とテレビやネットで騒動になりました。

 

今だと大手キュレーションサイトがいろんなところからコピペしただけの「パクリ」サイトとして大炎上。今やすべての記事が非公開となる自体になりました。

で、ちょくちょく目にするニュースを見てふと思ったこと、

 

「パクリ」と「オマージュ」と「パロディ」

の違いって何なんだろう?と。

 

音楽や絵画とか映画とかアニメとか~で監督がインタビューで「この作品はOOをオマーシュして作った」とか、作品のファンが「このアニメのこのシーンはOOをパロってるなぁ」とか。ネットの掲示板とか、雑誌でよく見かける印象があります。

オマージュっていうけど要は元ネタの作品と似たようなものじゃないですか。そう考えると「パクリ」と「オマージュ」ってどう違うんでしょうか?

さらに「パロディ」作品が~って言われる「パロディ」って「オマージュ」とはどう違うんでしょうか?「パクリ」と「パロディ」は一緒なの?どうなの?

どう違うか説明して!って言われてもパッと答えられないので自分で調べてまとめてみました。

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「パクリ」「オマージュ」「パロディ」とは何か?

まずはじめに「パクリ」「オマージュ」「パロディ」、それぞれの意味を簡単にまとめてみました。

 

オマージュとは~作品を尊敬(リスペクト)すること~

オマージュは、芸術や文学においては、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事。

引用元:Wikipedia-「オマージュ」

「作品を尊敬して使ってますよ」ということですね。似たような言葉で「リスペクト」もオマージュと似たような意味で使われてます。

元ネタの作品が好きすぎて自分も似たような作品を作りたい!と言った感じでしょうか?映画とかマンガとか特に「あれ?なんかどっかで見たことあるような設定だな…」ともったら大抵はオマージュ作品だと思っても間違いないと思います。

ちなみにオマージュしたものを明かす人もいますが、基本的に「どの作品をオマージュ」したよと明言する必要はありません。むしろ「あ、これあの作品のオマージュだな」って言われると多分作者も喜ぶと思います。

代表的なオマージュ作品

上げるとキリがないので有名所を紹介。

マッド・マックスをオマージュしたのが北斗の拳

 

 

マッドマックス 怒りのデス・ロード [Blu-ray]

元ネタのマッド・マックス

 

北斗の拳 1巻

北斗の拳

世界観といい格好といい知らない人が見たら「パクリ?!」と思うほど似てますよね。北斗の拳はマッドマックスに多大なる影響を受けた作品だということがわかりますね。

■パロディとは~作品にネタ成分を混ぜること~

パロディは文学や音楽、映画を含めたすべての芸術媒体に、存在する。替え歌や本歌取りもパロディの一形態である。

引用元:Wikipedia-「パロディ」

一言でまとめると「作品を面白おかしく使ってますよ」ということ。ただ面白おかしく使ってるだけであって、批判的・風刺的な意味合いで使われることもあります。

近年だとギャグ漫画やアニメなんかで有名な作品を「パロった」シーンが多く見られますよね。作品を尊敬するオマージュとは打って変わってこっちは「ネタ満載」なのがポイント。パロディ映画で調べたら沢山出てきます。

北斗の拳 イチゴ味 6 ((ゼノンコミックス))

ちなみにこれは北斗の拳のパロディ。見た瞬間オマージュとの違いがわかるはず。

アニメや漫画はパロディの宝庫

パロディと言っても作品全体を対象にしたものや、漫画やアニメのシーンやキャラをパロったものなど方法は様々です。

特に後者(一部をパロディしたもの)は最近のアニメや漫画に多いです。

最近の作品だと

「銀魂」銀魂´ Blu-ray Box 上(完全生産限定版)

「おそ松さん」おそ松さん 第一松 [DVD]

ちょっと前だと「這いよれニャル子さん」這いよれ!ニャル子さん (GA文庫)

とかが有名ですね。おそ松さんに至っては第一話でパロディやりすぎて放送中止になるし、這いよれニャル子さんなんて作品自体が「クトゥルフ神話」のパロディです。(分かる人にはわかる)

 

■パクリとは~作品を勝手に使う(盗用する)~

ぱくりとは、【中略】既存のものに似た作品やネタを作ること、あるいは極めて似た作品やネタを発表すること(ネタをぱくった、など。本来は剽窃、盗作)。

参考元:Wikipedia-ぱくり

一言で言うと「作品を盗んで使いましたよ」。テストで例えるなら答案用紙を名前だけ変えてそのまま提出される感じですね。

コピペなんかがまさにそうで、最近話題のキュレーションサイトの騒動も、色んな人の記事を「勝手」に引用してあたかも自分で書いたかのようにしたから問題になりました。自分の作品が勝手に、しかもあたかも自分で作ったかのように扱われたら誰だって起こりますよね。

 

わかりやすく「パクリ」「オマージュ」「パロディ」を表でまとめてみた

文章並べられただけじゃあなんとも言えないんで表にしてそれぞれを比較してみました。

 

  オマージュ(フランス語) パロディ(ギリシャ語) パクリ(日本語)
言葉の意味 尊敬・賛辞
既存の作品に対して尊敬や賛辞の意を表すために作られた作品。
引用・改変
既存の有名な作品の特徴を一見して分かるように残したまま、風刺などを交えて別の作品に作り変えたもの。
盗用・盗作
既存の表現を盗用すること。
元作品の要素を使用するか 使用するとは限らない。 使用する。 使用する。
元作品の改変である事を明らかにするか 明らかにするのが普通。 明らかにする。 明らかにしない。
著作権上の問題 元作品に対する賛辞が目的であるためだが、明らかにしない場合も。 著作権の許可を取っていても、無許可なら著作権侵害の可能性あり。 著作権侵害の可能性大いにあり。元がコピーフリーなら別。
誰が主張するか 制作者が自ら主張する。 製作者自ら主張する。もしくは主張しなくてもパロディだとわかるように表現する。 第三者、元の作者が指摘する。

参考元:ニコニコ大百科-パクリとは を元に筆者作成

「パクリ」≠「オマージュ」「パロディ」

表にしてみるとよくわかりますね。どれも「元の作品を対象にする」の似たような言葉の意味に捉えられがちですが、「パクリ」は「オマージュ」と「パロディ」と根本的に違うのが「元の作品の改変を明らかにするかどうか」です。

 

例えば自分が画家の先生だったとして、別の作家が自分と似たような作品を出した時、「これはアナタの作品を参考にして作りました」と言われたまぁまだわかるじゃないですか。

でも勝手に自分に似せた作品を書いて、「これは私の作品です」といわれたら誰だって怒りますよね。

なので根本的に「パクリ」は「オマージュ」と別物です。

 

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「パクリ」と「オマージュ」・「パロディ」の微妙な境界線

じゃあその理屈でいったら、ある作品をそのままコピペして「これは誰々をリスペクトして作りました」っていったらオマージュになるんじゃないですか?

 

君のような感のいいガキは嫌いだよ。

 

そうなんですよ。パクリは著作権的にも問題があるのでやっちゃあいけないことなんですが、パクった本人が「これはオマージュだ。リスペクトしたんだ」って主張したらオマージュになるのか?という話です。

逆にいくら元の作品に対してリスペクトして作品を作ったとしても、「これってパクリじゃん!」っていわれたどうなるんでしょうか?

「パロディ」も言ってしまえば「パクリ」すれすれです。映画だったらストーリと設定をコピペしたって考えると「パクリ」と言われかねません。

「パクリ」?「オマージュ」?元ネタに似てるだけで「パクリ」なのか?

たまーに「AKBはOOのパクリ!」みたいなコメントを見かけることがあります。で、ちょっとおもしろい動画を発見しました。

作成者はジョークで作ったのか、意図はわかりませんが…

聞くとすごく似てますよね。でもこれだけで「パクリだ!」と言い張るのはちょっと早すぎるんじゃあないかと思います。音楽なんて五万と作品がありますし、似てる曲があってもおかしくはありません。

それに作曲者が「この曲はOOをオマージュした」っていったらそれは「パクリ」ではなくなります。

ん~結局この曲はパクリなのかどうか…それは作曲者のみぞ知るですね。

 

 

愛があれば「オマージュ」・ネタ要素があれば「パロディ」~いい作品は評価される~

これは個人の意見ですが、「パクリ」と「オマージュ」・「パロディ」を分けるのは

作品に「愛」があるかどうか

だと思います。

例え元の作品に似ていたとしても、自分が作った作品に「愛」があれば自ずと作品ににじみ出ます。オマージュなら「あぁこの作者はあの作品が好きなんだろうなぁ」と作品を見た人が感じるはずです。

たとえお下劣なパロディだったとしても見た人がおもしろかったらそれは立派な「パロディ」です。

「パクリ」作品には魂が入っていない~なぜWelqは閉鎖されたのか~

ものすごく抽象的な話ですが、いい作品には必ず作者の「魂」が入ってるんですよ。だって自分の手で作ったわけですから。少なくとも作品に作者の意思がはいっているものです。

でもパクリは作品に魂が入ってません。なぜなら「模倣」にすぎないから。表面を真似しただけの人形と同じです。

先のWelqを中心としたキュレーションサイトの騒動も、自分は記事という作品に対しての意識の差だと思います。

ぶっちゃけ文章は引用ばっかりだとしても、多くの人に役立つ情報を届ける、とおもったらオカシイな?と思うはずです。それに引用するにしたって少しは工夫するはずです。

古臭い言い方ですが、たとえ真似だとしても、その作品に作者の手垢がついてたら立派な作品だと私は思います。(ただ著作権といった法的な問題があるので一概には言えませんが…)

 

最後に「パクリ」「オマージュ」「パロディ」を一言でまとめみた

最後に「パクリ」「オマージュ」「パロディ」の違いは結局何か、それを簡単にまとめたとある掲示板の書き込みをご紹介しましょう。

・バレて困るのがパクリ
・バレると嬉しいのがオマージュ 
・バレないと困るのがパロディー

 

言い得て妙とはまさにこのこと。お後がよろしいようで。

それではみなさんいい夢を(締めの言葉

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