【残業なし!有給フル取得!】「日本一社員が幸せな会社」に学ぶオドロキの経営論

 
 
 
未来工業という会社をご存知でしょうか。ビジネス雑誌や本を読んだ方はご存知かと思います。というのもこの会社、いろんな意味ですごい会社なんですね。
 
最近ネットで創業者の山田雅裕氏がお亡くなりなったと聞いて、氏が書かれた本を読んでみました。
 
 
まず就業時間は7時間15分。残業は絶対させない。これだけで世の社会人はどれだけうらやましがるでしょうか。
 
その他年間休日140日、有給40日、年末年始は13連休。工場は私服OK、食堂は100円ちょっとで食べれる・・・などなど。
 
これだけ書いたらどんだけ社員に厚いんだろうと書いてて転職したくなりそうです。
 
社員の待遇が厚いだけでなく、社員全員が正社員、ホウレンソウの禁止、改善提案を出したらお小遣いがもらえる、など独特の制度があります。
 
なによりもこの会社の目標は「日本一、社員が幸せな会社」です。そして売上も年々右肩上がりのこの会社。これだけの待遇で売上も伸びており(今まで赤字なし)、製品のシェアも7割を超えているってのはすごいですね。
 
世の中ではブラック企業がどうのこうのと騒がれていますが、こちらはホワイトもホワイト、なのに業績良好。
 
日本で(世界で?)社員が一番幸せな企業だと業績も上がるのでしょうか?本を読んだ備忘録もかねてみていこうと思います。
 

残業なし、有給フル取得。会社は社員の怒りの目を摘む

 
社員をいかに「やる気」にさせるかで会社は決まる。(中略)なんでかって? やる気のもとになると思うからや。餅を先に配るわけや。待遇が悪くて仕事は正社員と同じ。それでやる気になるか? 必死に技術を覚えるか? ちゃんと条件を整えりゃあ、「働かんと申し訳ない。頑張ろう」って思うやろ。それが日本人の心やと思う。
 
本にも書かれていたのですが、休日・有給が多い、残業なし、就業時間も比較的短いのも、すべて社員を一番に考えて取り決めたそうです。
 
創業者自信も劇団をしていて、何とかして時間をとりたかったそうです。じゃあ残業もなしにしてプライベートの時間を取ると言うことで決めました。
 
また工場の制服はダサい!ということで私服OKにしたそうです(ダサい!ってよく言えるなぁ・・・)。その他もろもろ社員の不満や意見はすぐに汲み取って反映させるというのがこの会社の特徴です。ご飯の硬さを選べるという会社は中々ないですよね(というかそんな意見も出るってのが面白いですね)。
 
どんなことでも社員の不満を解消する。そして強制をしないというのが社員のストレス軽減、モチベーションアップにつながるわけですね。
 
こんだけして社員はだらけるんじゃあないか?と思う人もいるかも知れませんが、これだけ会社がギブをしてくれるとこちらもこれに答えようとする気持ちが働きます。いわゆる「好意の返報性」です。いいことするとお返しをしたくなる、アレです。
 
会社から徹底的にギブをすることで、社員もそれに答えて貢献する。なるほど、業績良好のヒントはここにあるのですね。
 

残業代はカネがかかる!~ドケチな発想でコスト削減~

会社のいたるところに「常に考える」という言葉が貼ってあるそうです。
 
常に考えるというのも創業者の理念。他と違うことをするためには常にアイデアを考えて実践していくべき、という企業風土で様々な製品や取り組みを行っているのが特徴です。
 
いろんな企業でも業務改善提案を出すようにといわれてますよね(当社でもそうです)。未来工業がすごいところはアイデアを「出すたび」に500円が支給されます。出すだけですよ!10回出すだけで5000円。破格ですね。
 
なのでアイデアマンは月に何回もアイデアを出して稼いでるようです。しかも採用されるとさらにもらえる。
 
これならみんな率先してアイデアを出すようになるわけです。アイデア代が高くつくんじゃあないのか?と思ったんですが、節約やコストカットのアイデアを取り入れることで節約するほうがアイデア代よりも上回るそうです。しかもアイデアが項をなして、社員の満足度も上がったそうです。
 
自分はドけちと豪語するくらいですから、節約(コスト削減)のためには徹底して頭を絞る。そのために社員にも一生懸命考える環境を作ることでモチベーションも上がるわけですね。アイデアを出すことで社員の考えや不満も出てくるので、さらに社員も生き生きと働ける、という旨い仕組みになってます。
 
ちなみに人事部は人件費がかかるから置いていないそうです。あと正社員しか雇わないのは非正規社員を雇うお金が無駄だから。ものすごい削減ですね。(詳しくは本を読んで確かめてみてね!)
 

ホウレンソウは禁止。「管理しないほうが人は働く」

 
企業の定理のように言われるホウレンソウって、そんなに必要なんか? 時間も労力も通信代ももったいない。その仕事はその担当者が一番分かっとる。気持ちよく働ける環境であれば、基本的なやりとりぐらい自然にやっとるよ。
 
自分が会社に入ったところもマナー研修でホウレンソウは必ずしましょうね☆と言われましたが、この会社は真っ向から否定します。
 
本を読むとなるほど、合理的だなぁと思いました。いちいち上からどうのこうのいわれなくても、現場が一番知っているということですね。
 
これって現場の社員を信用していないと中々出来ませんよね。子供の放任主義じゃあないですが、連絡がなくてもやる気があるから何でもやってくれる、ということでしょうか。これだけ厚くしてるんだから、何とかして答えようと必死になるわけですね。
 
「管理しないほうが人は働く」
ホウレンソウはやらされ感があるからだめ。上から管理をすると社員が自分の頭で考えなくなるからだそうです。なるほどなぁ~
 
ノルマがないのも、タイムカードがないのも、ホウレンソウがないのも、全てはこの哲学から来てるのですね。そこらの経営者は中々実践できないと思います。だからこそ他の企業との差別化が出来たわけですね。
 

 会社は社員が動かしてゆく。~だからこそ社員に幸せになってほしい~

書いていて思ったのはとにかく徹底して「無駄」を削減すること。

ホウレンソウの無駄をなくし、残業代の無駄をなくし、管理の無駄をなくす。

無駄をなくすことで他者との差別化を図り、社員の満足度も高める、というのが成功(赤字なし)の秘訣だと考えます。

そしてなによりも社員を信頼しているというのが一番大きいのではないかと思います。残業やホウレンソウなしも現場を信頼しているからこそできることです。そしてタイムカードや食堂の制度も社員第一だからこそ出来たわけです。

これほど社員を信頼している会社が他にあるでしょうか?信頼しているからこそ当事者の社員も会社のために頑張ろうというやる気が起きて、一生懸命頭を使って頑張れるわけですね。

社員が幸せになれるからこそお客様の幸せを考えられる余裕が生まれる。どうやったらお客を幸せにできるか自分の頭で考えられるから他者と圧倒的な差を作れる。という循環が生まれるわけですね。

とにかく管理といったことを嫌う会社は徹底して社員の働きに最大限信頼を寄せているのです。だから社員も一生懸命に働けるから幸せに感じることができるんですね。

実際に働いて利益を上げているのが社員だということを念頭に置いて、いかにして社員のやる気を引き出すかという事に重点を置いた結果、今の体制が出来上がった

 

まず社員を感動させ、次にお客様に感動していただく。そして儲かっていない会社の反対をやる。そうした姿勢が未来を切り拓くのだと思う。

 

まとめ…社員の幸せが最大の差別化

創業者はとにかく差別化を図りました。他の企業と比べてどんな部分を差別化するか。

常に考え、無駄をなくし、最大限社員を幸せに、お客を満足させる。

これを徹底したからこそ今の企業があるのだと思います。中々他の企業が真似できるとは到底思えません。

他者との差別化、というのもありますが、何よりもまず社員のことを思っているからこそ業績が伸び続けているのではないかと思います。

利益を生むのは社員ですから、社員が頑張らないと会社の売上も上がりません。なのでまず社員を幸せにするからこそお客に笑顔で営業ができると思います。

社員が幸せだから売上が伸びるのではなく、社員を幸せにしてこそ売上が伸びるのではないでしょうか。

経営者の皆さん、もうちょっと社員を信頼して幸せにしてにてはいかがでしょうか?

きっと社員も喜んで会社のために働くはずですよ。

 

最後に創始者の言葉でシメましょう。

 

常に考えろ。世間や業界とは反対のことを常に考えろ。

 

それではみなさんいい夢を(締めの言葉

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