page contents
アニメとかゲームとかマンガとか

【感想】「うつヌケ」はうつ病とは無縁の人達に絶対読んで欲しい漫画だと思った

うつにうつつを抜かされる。daisen(@kiteretu1101)です。

 

今回はコミックエッセイのレビュー(感想)。うつで悩み、うつを抜けた人達を取材し、マンガにした作品

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

です。

なぜこの本に興味を持ったのかというと、理由は二点。

 

まずお下劣サイテーパロディ漫画家の「田中圭一」センセイが作者ということ。

あの手塚治虫の画風をモチーフに好き勝手にパロディを書くという色んな意味でスゴイ人。

たとえばこんなマンガを出しています。

ね、スゴイでしょ。

普段からサイテーなパロディマンガを書く人本人が「うつ」になったというのもオドロキですし、その人がうつを扱った真面目な作品を書いたというのに興味を持ちました(褒め言葉)

 

もう一つは登場人物に「内田樹」の名前があったこと。

自分は合気道をやっておりまして、内田センセイとは実際に合気道のお稽古をやったことがあります。

「あの内田センセイがうつになったことがあるのか!」と個人的にびっくりしました。

 

この本は「うつ」を体験し、うつのトンネルから脱出した人をレポートしています。

本来ならばうつに苦しむ人にオススメしたいのですが、この本は

「うつとは全く無縁の人にこそオススメしたい」

と思いました。実際にうつになった人の苦しみや大変さはうつになった人にしかわからないものです。病気だってそうですしね。

 

自分はうつ病とは無関係だ

「うつって心の風邪でしょ?そんなに大したことないんじゃないの?」

と思ってる人にこそ読んで欲しい。自分もうつとは全く無縁の人生ですが、

「うつは誰にでもかかる可能性がある」

ということを学びました。

というわけで田中圭一センセイの「うつヌケ」のレビューです。

 

多くの人が「カネコ」である~うつの気持ちはさっぱりわからない~

「うつヌケ」は主人公(作者)の「田中圭一」と何故か藤子不二雄風のアシスタントの「カネコ」をメインにうつ病から脱出した人々をゲストに招き、体験談を聞くというストーリーになっています。

 

この本のポイントはアシスタントの「カネコ」の存在です。(頭に変な目玉がついた男性)

うつヌケの登場人物

冒頭から

「うつの気持ちはさっぱりわからんカネコです」

という台詞をいうやつですからね。

作中ではゲストや田中圭一に対して質問したり疑問をふっかけたりする役回りを務めています。

 

そういえば自分も含めて多くの人々が「カネコ」なんですよね。

だってうつになったことのない多くの人は「うつの気持ちはさっぱりわからない」からです。

 

うつ病という病気自体は知っていても、うつ病にかかった人の気持ちはうつ病になった人にしかわからない…

うつ病っていうと骨折やガンみたいに「目には見えない心の病」ですから中々理解されにくいものなんですよね。(中には「うつは甘え」という人もいるくらいですから…)

 

この本はうつ病から抜け出した・うつを体験した人々を紹介しているので、我々のような「うつについて全く知らない人」にとって「うつとは何か」がわかりやすく書かれている本です。

ある意味うつ病を知る上でこれほどわかりやすい教科書はないな、と思いました。

うつ病とは「心のガン」である~実はうつは命を落とすヤバイ病気~

読んでて一番「ガツン」と来たのは

「うつ病は心の風邪でなく「ガン」である」

というフレーズ。

うつ病っていうと心が病んでしんどくなる~というイメージしかありませんでしたが、うつ病は下手をしたら命を落とす重病なんだなぁというのが理解できました。

考えてみたら重度の鬱病の人は「消えたい」「死にたい」「楽になりたい」といった気持ちでいっぱいになるんですね。

そして最悪の場合は自ら命を立つと…

心の病で亡くなるというのがあんまり想像がつかなかったのですが、うつの人は消えたい・死にたい、という強烈な心の病に冒されるんですね。

 

よく自殺された方の周りのコメントで

「もっと私達が早く気づいていれば…」

という言葉を聞きますが、あれはまわりのせいではなく、「うつ病」のせいなんですね。

実際のガンだったらはっきりと病死だ、ってわかるんですけど、うつ病のような心の病はあんまり認知されないのが事実。

 

うつ病は心の病気なんだろ?体はなんともないんだから平気だろ?と思ってる人は考えを改めたほうがいいですね。

うつも下手したらガンと同じ死病です。もしまわりにうつっぽい人がいたら迷わず病院に連れて行って診断してもらったほうがいい、ということをまなびました。

スポンサーリンク

うつ病は誰にでも掛かる可能性がある病気

うつ病っぽい社会人

もう一つハッとなったのは

「うつ病は誰にでも突然襲いかかる病気」

だということです。

 

本に登場する人全員心が弱い人ではなく、あくまで普通の人々です。仕事をバリバリこなし、趣味を楽しむ普通の人達なんですね。

 

でもあるきっかけで目の前が白黒の世界に、体が言うことを聞かず、全くやる気がなくなってしまう…

仕事も家庭も順風満帆な人でも突然襲ってくるのが「うつ病」の怖いところです。

元々心の状態が普通な人でも一気にうつ病になるのが怖いところ。まさに「ガン」と一緒ですね。

 

登場人物の方は比較的年齢の高い方が多く(多分40から60くらいの人)、油の乗った30代にかかった人も多く見られます。

自分はまだ20代でこれといって心の状態は普通です。でもいつ何時自分が「うつ病」になるかはわからないなぁと思いました。

いまは普通でも突然そうでなくなるのが「うつ」。今のうちに「うつとは何か」というのがわかるのがためになりました。

どのように「うつ病」になるかが勉強できる

うつ病にかかった男性

この本は「うつヌケ」ってことで如何にしてうつ病にかかった人がうつから脱出出来たかを書かれています。

でも大事なのは私達健常者がいつどのように「うつ」にかかるかを理解することだと思いました。

ポイントは

自分を嫌いになってしまう

 

これがうつ病のトリガーなんですね。読んだ自分も初めは「?」ってな感じでした。

でも自分が嫌いになるっていうのはたとえメンタルが鉄のように強い人でもなり得る話だなぁと思うんですよ。

 

例えば会社で新事業のリーダーに選ばれて、バリバリ仕事をこなしたけれど周りのプレッシャーで自分が嫌になる…

こうした状況から自分に自信が持てなくなり、うつ病にかかってしまうというケースがあります。

 

いやいやそんなくらいでうつ病になるのは心が弱いからじゃないのか?ってなコメントがあるかもしれません。

しかし「あなた」が強くても他の人はこれが大変な心のプレッシャーになるかもしれません。

他にも最愛の人が突然なくなる、環境の変化で体が適応出来ない…などなど。いろんな要素がうつ病につながるケースは沢山あるんですね。

 

ふとしたきっかけで自分が嫌いになってしまう…自分はそんなことには絶対ならない!って高をくくっている人も、なにかのきっかけでうつ病になってしまうのがうつの恐ろしさでもあります。

自分も気をつけないと…

スポンサーリンク

「うつヌケ」はうつを知らない健常者にこそ読んで欲しい

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 【電子書籍限定 フルカラーバージョン】<うつヌケ> (角川書店単行本)

というわけで簡単な「うつヌケ」のレビューでした。

本来自分はこうした作品にはピンとは来なかったんですが、実際に読んでみて「これは勉強になった!」と感じた作品でした。

「うつ病」というシリアスな話題ですが、それを上手にマイルドにして、だれでもわかりやすく読めるようにしたのは流石田中圭一センセイだなぁと思いました。

 

繰り返しになりますが、「うつヌケ」は「うつになったことがない健常者」の人達にこそ読んで欲しい作品です。

うつっていうと他の病気みたいにあまり「大変な病」だという認識が未だに薄いなあと実感しました。

ですがうつ病は死に至る大病だと言うことが勉強できました。そしてうつ病は方法次第では治る病気なんだ、ということも理解できました。

 

もし息苦しくて、体がだるくて、心が辛い、と思ったら是非この本を読んでみて下さい。

そして周りに同じような人がいたらその人にこの「うつヌケ」を一緒に勧めて下さい。

kindle版も発売中です!オススメ!

 

うつ病という黒く霧がかかったモヤモヤに一筋の光が差し込むことを願っています。

こちらも読まれています

【レビュー】断捨離パンダでミニマリストを学ぼう。断捨離はココロのダイエット。

残業続きでプライベートの時間が無い社会人は”自分の時間を取り戻そう”をオススメしたい【感想】

それではみなさんいい夢を(締めの言葉

ABOUT ME
daisen1101
15卒のメーカーで働いている20代。よく30代の課長っぽいと言われます。このブログは働きながら疑問に思ったこと、社会人について書いています。趣味は合気道(初段・5年目)と麻雀と一人旅。JAZZとプログレが大好きな20代です。 詳しいプロフィールはこちらから
音楽聴き放題ならアマゾンの”MusicUnlimited”

最近はスマホやPCで音楽を聞いている人も多いはず。

そんな音楽好きにオススメなのが音楽聴き放題サービスの『AmazonMusicUnlimited

▼公式サイトはコチラ▼

月額980円、シングル1枚の料金でで6500万曲以上がスマホやPCで聴き放題になります!

  • 6500万曲以上が聴き放題(洋楽はもちろん最新の邦楽も聴ける!)
  • 30日間の無料体験サービス実施中(途中解約してもタダ!)
  • シンプルなUI、プレイリストやラジオなど機能充実

アマゾンを使ってない人にもオススメ!音楽を聞くなら是非チェックですよ!

30日間無料体験をチェック